参観日・防災オリエンテーリング

5月21日、今年度最初の参観日をおこないました。

きっかけは、昨年度末の懇談会で災害について話し合った中で、備えは必要だけど何をしたらいいのか悩まれている姿がありました。

そこで、親子で防災について楽しく考えられる取り組みができたらと、職員みんなで計画しました。

4つのブースを用意してオリエンテーリング形式で楽しみました。

先生たちも、一生懸命準備をして、自画自賛ではありますが、創意工夫満載のブースになりました。


ミッション1:ハザードマップに自宅の位置をピン留めする

因島の地区別のハザードマップで自宅をさがして、ピン留めをしてもらいました。

親子で「ここが家だね~」「ほんとに、海が近いな~」など、親子で話し合いながら地震や津波などを意識していました。


津波の絵の前に実際立ってみて、高さを確認したりしました。「ちょっと怖いなあ」という気持ちになった子もいます。

自宅近くの避難場所のカードをもらいました。冷蔵庫など見えるところに貼って、いざという時に使ってください。

 

ミッション2:新聞紙でスリッパを作って、凸凹道を歩いてみる



裸足で歩くと痛い凸凹です。

折り方の説明書を見ながら一緒にスリッパを作ります。


そして、新聞スリッパを履いて凸凹を歩きます。ほんとに「痛くな~い」

「すごいですね~。全然ちがいます!!」と保護者の方も感激していました。


ミッション3:クイズコーナー

『こんなとき どうする?』のイラストでの問題です。

毎月の避難訓練の時に学んだ【お・は・し・も】は、ちゃんと頭に入っている様でした。


ミッション4:防災リュックの中身を知る

このコーナーでは、空のリュックに必要なものを選んで入れていくのですが、おもちゃやお菓子などから

モバイルバッテリーなど子どもに馴染みのないものもあります。おうちの人の「これは、こんな時に必要だね」など

の声に学びになった様です。

園で用意している防災頭巾などを試着したり、非常用のお菓子の試食もしました。


そして、クラスに戻って水で作った非常食のわかめご飯を試食しました。

これは、この園行事について尾道市生活安全係に情報提供をお願いしたところ、賞味期限間近の備蓄品を有効活用させていただいたものです。

そして、4つのミッションをすべてクリアして「きみは防災ヒーローだ」ということで写真付きの認定証をもらいました。

子どもたちは、誇らしげで嬉しそうにお家の人と笑顔を交わしていました。

私たちにとっても初めての試みでしたが、因島という海で囲まれた島に住んでいるという実感を少しでも

共有し、近く発生が懸念されている、南海トラフ大地震に備える心を持っていきたいと思います。

どれだけ準備していても、どうにもならない事が起きるかもしれません。今回のこの取り組みを保護者の方々と一緒に

経験できたことが嬉しく思います。

 

 

 

 

2025年05月24日